肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
肩甲骨は背中にありますが、実は関節がつながっているのは全面の鎖骨と、腕の上腕骨のみで、背中の部分は連結せずに筋肉によってつながっています。日常的に腕を使う際に痛み無く機能的に腕を動かすためには肘や手先の土台となる肩甲骨の動きがスムーズに行わる事が重要です。
ただ、この背中と肩甲骨が繋がっている筋肉が硬くなると肩の可動域が狭くなり、動かしづらかったり、痛みを伴ってしまうことがあります。
その筋肉を動かしたり、ストレッチをかけてあげたりすることで動かしやすくするのが肩甲骨はがしになります。
実際にはがすわけではありませんが、肩甲骨を動かす際に背中からはがすような動きをするためこう呼ばれることが多いです。 -
肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
肩甲骨まわりが硬くなる原因で最近一番多いのは姿勢が悪いことがあげられます。近年パソコンに向かっている方や、スマホを見るときに下を向いてみる方が多くそれを長時間続けること方が前に落ちて下向きにする時間が多くなり気づかないうちに肩甲骨周りに負担をかけてしまい、固くなってしまいます。
肩甲骨が固くなると様々な症状が出るようになり、
①肩こり、首こりが起こりやすくなる
②基礎代謝が落ち、太りやすくなる
③四十肩、五十肩になりやすい
④冷えやむくみが出やすい
⑤女性の場合、バストが垂れやすくなる
などの悪影響が出る可能性があります。
意外と知られていないのが基礎代謝が落ち、太りやすくなることではないでしょうか。肩甲骨周り周辺には褐色脂肪細胞という脂肪を燃やし、熱を生み出す機能があるのですが、肩甲骨が固くなると褐色脂肪細胞の働きが弱くなり、代謝が弱くなるため太やすくなってしまします。 -
肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしを行うことで、肩甲骨周辺の筋肉の動きが良くなるため、肩や腕の動きが良くなります。また筋肉を動かすことで筋肉の固さを改善できるため肩こりや首こりの解消になり、人によっては日頃出る頭痛の改善につながる可能性もあります。
また、筋肉の固さが減ることで血流やリンパの流れが良くなります。その結果身体の冷えやむくみが解消されていきます。同時に褐色脂肪細胞の活性化が促されるため、基礎代謝がアップし、太りづらい身体になっていきます。
何より日常生活でのスマホの見過ぎやパソコン作業での長時間の作業をすることで自然と悪くなってきた姿勢の改善にもつながり、普段の見た目も変わっていきます。
このように肩甲骨はがしで動きをよくすることで多くのメリットが出ます。
自分でできる肩甲骨はがし
①タオルを使った肩甲骨はがし
フェイスタオルやスポーツタオルを1枚用意してます。タオルの両端を持ってから両手を上に上げ、ゆっくりと息を吐きながら頭の後ろにタオルを通すように肘をまげてタオルをおろしていきましょう。目安は上下に10往復程度行ってください。
ポイントは、胸を張るようなイメージで行い、タオルを上げ下げするときに肩甲骨を寄せるように意識するとより肩甲骨が動かされて筋肉が緩みやすくなります。
②仕事場など、タオルが無い場合の肩甲骨はがし
肩を回すように動かします。その際両手をそれぞれの肩に当て、ゆっくり回してください。
前まわし、逆回しそれぞれ10回ずつ行ってください。
ポイントは、回す時に肩甲骨と肩甲骨の間に物を挟むイメージを意識しながら回してあげるとより効果的です。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院の肩甲骨はがしは、肩甲骨をはがすような動きをしながら肩甲骨付近の筋肉を動かしていくと同時に、腕の筋肉も伸ばすことで肩から腕、背中回り全体の筋肉を緩めていく施術になっております。
「はがす」というとかなり痛そうなイメージがあるでしょうが、実際受けてみると全然痛みはなく、むしろ気持ちいい手技になっており、初めての方でも安心して受けられる施術です。
一度だけでも肩こり・首こりや動かしやすさが大きく変化しますが、続けていくことで普段から肩甲骨周りの筋肉が柔らかい状態になり、基礎代謝の改善や手足の冷えが大きく軽減されます。
興味がおありの方は是非一度当院にご来院いただき、肩甲骨はがしをお試しください。
スタッフ一同お待ちしております。