坐骨神経痛の改善報告
坐骨神経痛の改善報告
患者様の年代
50代
患者様の性別
男性
ご職業・生活スタイル
ドライバー、交通整理、受付など現場での仕事をメインに行っている方になります。
症状の発生時期・きっかけ
約1か月前から坐骨神経痛の症状が出始め、朝起きた際や階段の上り下り、動き始めのタイミングで症状が強く出ています。
また、左大腿部にしびれや疼痛を訴えています。
現場仕事であるため、身体を動かさないわけにはいかず、無理を重ねたことで柔軟性の低下が目立つ状態です。
柔軟性の低下により、腰部や股関節、膝関節にも疼痛がみられ、可動域の制限が生じています。
日常で何ができなくて困っていたか?
初診の約1か月前から、朝起きたときや階段の上り下りの際、腰を曲げたときや伸ばしたときに坐骨神経痛の症状がみられています。
現場での仕事のため、力を入れる動作や激しい動作を行った際に鋭い疼痛やしびれが出現しています。また、安静時には鈍い疼痛やしびれの症状がみられています。
どのような施術を行ったか?
筋緊張を緩ませ、しびれの状態を軽減することを目的として、健康保険を使用した手技療法および遠赤外線による温熱療法を行っております。
また、柔軟性の不足や可動域制限がみられましたので、坐骨神経痛に対して効果が期待できる施術として、骨盤はがしを行っています。
骨盤はがしは、腰部、臀部、大腿部の筋肉や筋膜に特化して施術を行うメニューです。これらの筋肉や筋膜の間を坐骨神経が通過しているため、筋肉が硬くなることで神経が圧迫され、神経痛が生じやすくなる可能性があることをお伝えしています。
施術のポイント・解説
まず、骨盤はがしを選択した理由として、坐骨神経は梨状筋や中殿筋の間を通過し、大腿部へ向かって走行しながら枝分かれしていくためです。
この方の職業や仕事内容を考慮すると、柔軟性の低下がみられ、身体への負担がかかりやすい状態であると考えられたため、骨盤はがしを提案させていただきました。
施術の考え方としては、坐骨神経痛の症状を軽減するためには、まず筋肉や筋膜を緩めることが優先であると判断しました。その後、柔軟性が高まり、可動域制限がみられなくなったと判断した段階で骨格矯正を行い、症状の軽減が期待できる状態を目指すイメージです。
通院頻度・期間の目安
11月に初診を受けられ、現在は週1回の頻度でご来院されています。
今後も週1回の来院を目安として継続していただき、約6か月ほどで坐骨神経痛の症状が軽減していくことをイメージしてご案内しています。
ここからは施術計画の一例としてお伝えしている内容ですが、坐骨神経痛の症状が落ち着いた後は、骨格矯正を約6か月かけて行い、身体のバランスを整えた状態を目指していく流れをお伝えしています。
施術後の変化・現在の状態
11月に初診を受けられ、現在までに約4回ご来院されています。
3回目の施術時点で、疼痛の軽減やしびれの緩和がみられています。
4回目には筋緊張が緩和され、可動域制限についても緩和がみられています。
特に前屈動作に変化がみられ、初診時は床と指先の距離が20cmであったものが、10cmまで短縮していました。
患者様からの喜びの声
リアクションとしては、初診時に骨盤はがしを行い、可動域の変化や安静時の疼痛、しびれの緩和を実感していただきました。
また、次回のご来院時にも、前回の施術による変化が持続していることを実感されていました。
ご感想としては、「ここに来て良かった」とのお言葉をいただいています。
現場仕事で力仕事が多く、身体への負担がかかりやすい状況の中で、何とか症状を軽減したいとお話しされており、そのサポートができたことに感謝のお言葉をいただきました。
担当者からの結び・アドバイス
坐骨神経痛は、日々の仕事による身体への負担や姿勢の乱れが重なることで現れやすい症状です。
筋肉が硬くなることで坐骨神経が圧迫され、その結果として痛みやしびれが出てくる場合があります。
現在、症状がみられる場合は、早めにご来院いただくことが大切です。放置した状態が続くと、症状が強くなり、日常生活に支障をきたす可能性があります。
日常生活での注意点として、これから気温が下がる時期は特に身体が冷えやすくなります。寒さにより筋肉の硬さが出やすくなり、姿勢も崩れやすくなるため、症状が強くなる傾向があります。日々のストレッチや入浴で身体を温めることを意識していただくことが大切です。






