悩みタイトル

膝の痛みの主な原因

過去に半月板損傷などの膝に関わる怪我の既往歴がある。
→加齢による関節軟骨の老化によるものが多く、年齢と共に弾力性を失っていき過度な負担がかかってしまいます。

X脚やO脚の方
→過度なX脚やO脚は膝に不均衡な負荷をもたらし、これが痛みの原因となることがあります。症状の原因や進行状況を詳しく把握するためには、レントゲン検査や必要によってはMRIで確認する必要があります。

肥満
→膝は身体の体重を支え、もともと大きな負荷がかかる関節です。体重の増加は更に負荷をかけてしまうことのなるため、痛みのリスクとなります。

仕事での負荷
→重い荷物を運ぶ仕事や、膝に過度な負荷をかける生活習慣も痛みを引き起こす原因となります。

筋力の低下
→大腿四頭筋など、太もも周りの筋力が落ちることにより悪化のリスクが高まります。

変形性膝関節症に対する当院の考え

当院ではレントゲンやMRIなどの特殊な検査は行っておりませんが、筋肉や関節に関する深い知識を持つ施術家が、患者様の身体の状態を正確に把握し、適切な施術や生活指導を提供しております。
前述のように、肥満や筋力の低下といった生活習慣に起因する問題に対しても、リスクを軽減するアプローチを重視しています。

当院の施術は、患者様の姿勢や身体の使い方を最適化することを目的としております。電気を用いた筋力強化施術や身体の不調を緩和する施術を通じて、日常の身体の使い方の癖や不適切な動作を改善します。これにより、身体の代謝を向上させ、健康的な体重管理をサポートし、肥満が引き起こす潜在的なリスクを減少させることが期待されます。

さらに、施術に加えてストレッチや軽度の運動などのセルフケアの指導も行っており、患者様ご自身で日常的に継続的なケアができるようサポートしております。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

ここで、変形性膝関節症が放置されるとどのような状態に進行してしまうのかについて説明します。

初期の変形性膝関節症の症状としては、「歩き出す際の痛み」、「階段の上り下り時の不快感」、「長時間の歩行後の強い痛み」などが挙げられます。これらの症状をそのままにしておくと、膝関節に水分が溜まり、腫れや熱感が生じることがあります。
この段階では、これまで痛みを我慢しながら行っていた日常の動作、例えば階段の昇降や正座が痛みのために難しくなることが考えられます。

進行すると静止時でも痛みが出るようになり、関節の形も変わってきます。
さらに、日常の入浴などの基本的な動作にも支障が出る可能性が高まり、軟骨の摩耗に伴うさらなる身体の不快感も出てきます。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症は急激に進行することは少なく、まずは早期の発見と適切な受診が重要です。
生活習慣の影響も考慮されますが、早い段階での診断と適切な対策により生活習慣の見直しや症状の軽減が期待できます。

具体的な生活習慣の見直しとして、適正な体重の維持が挙げられます。膝関節は日常の動作での負担が大きいため、体重を適切に管理することは症状の軽減に繋がります。

さらに、筋力の維持も大切です。特に大腿四頭筋、特に内側広筋の弱化は症状の悪化を招く可能性があります。内側広筋を鍛える運動を取り入れることで、筋力の維持が期待されます。

また、膝に負担をかけないような動作や冷やさないことなど、日常の小さな意識が症状の進行を遅らせる対策となります。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症の軽減が期待できる当院の施術メニューとして、骨格矯正、電気施術、筋膜ストレッチが挙げられます。

【骨格矯正】
骨格矯正はO脚やX脚の進行を防ぐことを目的としています。特に、日本人はO脚が多く、変形性膝関節症のリスクが高いと考えられるため、膝の関節の変形を早期に防ぐことが期待されます。

【電気施術】
この施術には二つの目的があります。一つ目は、電気を患部に施し、痛みのレベルを和らげる除痛の目的です。もう一つは、筋力の向上を促すことです。電気機器を大腿の筋肉に適用し運動を活発にさせることで、日常的な痛みにより運動が難しい方でも必要な筋力をつけることが目的です。

【筋膜ストレッチ】
筋膜ストレッチは、日常の動作であまり動かしていない筋肉を効率的に伸ばすことで柔軟性を向上させ、筋力の維持や痛みの緩和を目的としています。

その施術を受けるとどう楽になるのか

施術の効果について前項で簡単に触れましたが、より詳しく説明いたします。

まず、施術の目的は痛みの軽減や進行の予防です。

初期段階での痛みが少ない患者様には、矯正やストレッチを中心に施術を進めることが考えられます。これにより、施術後の痛みの緩和が期待できるとともに、O脚の状態の軽減や柔軟性の向上を図り、「楽になる」ことをサポートいたします。

一方、痛みが強く、膝への圧や動きが難しい患者様には電気施術がおすすめです。
こちらの施術の主な目的は痛みの軽減です。痛みが強く、日常の動作に支障を感じる方にとって、施術後の痛みの緩和が重要となります。

長期的な視点で見ると、筋力の向上により患者様の状態が安定し、進行の予防も考えられます。電気施術に関しては、施術家の専門的な知識を活かし、筋肉の状態や目標に応じた施術方法を提供することが可能です。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

最後に、お身体の状態を向上させるための施術の頻度や期間について詳しくお話しします。

筋肉や細胞の変化は、一般的に3ヶ月のサイクルで生まれ変わると言われています。そのため、継続的に3ヶ月間の施術を受けることで、徐々にお身体の変化が感じられることが期待されます。

施術の頻度については、週に1回以上の受けることが理想的です。もし毎日の施術が可能であれば、身体の不調の波を緩やかにすることが可能となり、より早く軽減して身体が楽な状態が続いていきます。

姿勢の矯正についても3ヶ月の周期での変化を目指し、半年を目安に良好な姿勢の維持を図ります。そして、12ヶ月を過ぎると脳がその良好な姿勢を認識し、日常の動作の中で無意識のうちに正しい姿勢をキープすることができるようになります。

特に、生活習慣の中でO脚や肥満などが痛みの原因となることが多いため、定期的な施術によって身体の使い方を見直し、悪化を防ぐことで痛みの軽減に繋がります。