悩みタイトル

この項では、血流障害によって考えられる症状についてお話ししていきます。

むくみ
血流が悪くなることでまず考えられるのは、むくみです。特にむくみの症状が出やすいのは足です。
足がむくむ、だるい、疲れやすいなどのお悩みがある方は多いのではないでしょうか。

抜け毛
血流が悪いと頭皮や毛根にも必要な栄養素が届かなくなってしまいます。
よって抜け毛のお悩みが出てくることも考えられます。

眼精疲労
一定の距離にあるものを長時間見ていると眼輪筋という目の周りの筋肉が緊張状態になり、そのため血行不良になることから眼精疲労や痛みの原因となります。
近年ではデスクワークなどの影響によってそういったお悩みが多くみられます。

肩こりなどの慢性痛
血管は筋肉の中を通っています。血流障害が起こることによりさらに筋肉に必要な栄養素が届かなくなり、筋肉が硬くなってしまいます。硬くなったことにより余計に血管が圧迫され、重だるさや辛さを招くといった悪循環になってしまいます。

エコノミークラス症候群
食事や水分を充分に取らずに車や飛行機などの狭い椅子に長時間座りっぱなしになることにより、血行不良が起きやすくなります。その結果、肺塞栓などを引き起こすリスクがあります。

血流改善に対する当院の考え

前述の通り、血流障害は身体にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。当院には、デスクワークによる肩こりや足のむくみにお悩みの患者様が多く来院されます。
しかし、中にはこれらの症状をあまり重要視していない方もいらっしゃるようです。
“ずっと肩こりがあるから”といった軽い考えや、治らないと思っている方も多いようです。

血流に関連した問題は、日常の生活習慣にも大きく影響されます。そのため、1日や2日で完全に解消するのは難しいかもしれません。
しかし、生活習慣を見直し、血流を改善するための施術を受けることで、少しずつ体調に変化が現れることが期待できます。

人間の体の細胞は約3ヶ月で入れ替わると言われており、生活習慣を改善することで、この期間内に変化が表れる可能性が高いと考えられます。

血流に関連した症状にお悩みの方は、3ヶ月を目安に施術やケアを始めてみてはいかがでしょうか。

血流改善を放っておくとどうなるのか

血流障害を放置すると、さまざまな健康問題が発生する可能性があります。

まず、身近な例として肩こりや足のむくみを挙げることができます。
血液は筋肉に必要な栄養素を供給し、筋肉の健康を維持しています。しかし、血流障害によって筋肉が弱まり、硬くなることで血管が圧迫され、血流不全が悪化します。
特にふくらはぎの筋肉は、第二の心臓とも称され、足先から運ばれた血液を静脈を経由して心臓に戻すポンプのような役割を果たしています。この機能が十分に働かないと、足のむくみや疲労感が生じることがあります。

症状が進行すると、下肢静脈瘤やエコノミークラス症候群など、血栓の原因となる疾患が発症する可能性があります。血栓は肺などで詰まり、命に関わる肺塞栓などの重篤な症状を引き起こすことがあります。

また、血流の低下により免疫力が低下することも考えられます。
一見ささいな水ぶくれや靴擦れなどの小さな傷が治りにくく、そこから感染が広がり、壊死を引き起こす可能性があります。これが全身に感染を広げ、敗血症と呼ばれる、命にかかわる状態につながる可能性があるのです。

血流改善の方法

血流障害を改善する方法を紹介します。

血流障害は生活習慣に強く影響されるため、日常生活を見直すことが大切です。

【適度な運動習慣】
先ほどふくらはぎの筋肉がポンプのように血流を助ける役割を果たすことに触れましたが、適度な運動はこの働きを促進し、血液の流れを改善します。
ウェイトトレーニングなどの重い運動よりも、ジョギングやランニングなどの有酸素運動を継続的に行っていくと効果が期待できます。

【体に合った服装を選ぶ】
きつい衣服を常用すると、血管が圧迫されて血流が悪くなる原因になるため、体に合ったゆるめの服を着用することをおすすめします。またベルトもキツく締めすぎるとよくないので注意が必要です。

【入浴で身体を温める】
体を温めることで血液の循環が活性化します。
入浴中には自律神経のスイッチが切り替わるため、温度と時間に気をつけましょう。お湯の温度は約38〜40度が最適で、10〜15分間、肩まで浸かるのがおすすめです。
42度を超えるほどのお湯では身体の深部まで温まるより先に皮膚表面だけ熱くなってしまうため、38〜40度くらいのお湯で10〜15分浸かるというのを心がけてください。

【こまめな水分補給】
水分不足は血行不良の原因となり、血液が凝固しやすくなります。血流を改善するためには、こまめな水分補給が必要です。水をこまめに飲む習慣を身につけてください。

血流改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院で提供している血流改善の施術メニューについてご紹介します。

【血流改善施術】
この施術には手と足の部位があり、筋肉を指圧や手技を用いて緩め、その後、ミネラル成分豊富なクリームを使用して血流を促進します。硬くなった筋肉が血管を圧迫する問題を緩和し、クリームの温かさを感じることができます。
このメニューに関しては、クリームやサポーターをお渡ししますので、院内での施術だけではなくご自宅でのセルフケアもサポートするメニューです。

【筋膜ストレッチ】
通常のストレッチとは異なり、筋肉の外側である筋膜を伸ばす施術です。
筋肉と筋膜の柔軟性が低いと血流に大きな影響を及ぼすしますが、柔軟性に特化したこの施術によって柔軟性を向上させる効果が期待できます。

【骨格矯正】
この施術は、血流を直接改善するのではなく、適切な姿勢を取り戻し、歪みを修正することによって間接的に血流を改善していきます。
骨格のバランスが崩れると、筋肉が歪んだ状態で使われるため血流が阻害される可能性がありますが、骨格を調整することにより、血流の改善と血行不良の予防に効果があります。

その施術を受けるとどう楽になるのか

【血流改善施術】
この施術は、ふくらはぎの筋肉をポンプのように活性化させることを重視しています。
下腿三頭筋、脛骨筋、腓骨筋などの筋肉を緩め、足関節の硬さを緩和します。
また、土踏まずのアーチを整える手技も行います。足のアーチが適切でない場合、体重の均等な分散が難しく、足に余分な負担がかかります。
最後に温泉由来のミネラル成分を多く含むクリームを使用し、血管に浸透させて血流を促進します。ご自宅でも頻繁に塗っていくことにより、血流改善の効果がより期待できます。

【筋膜ストレッチ】
筋膜ストレッチは、骨盤から下の筋肉をしっかりと伸ばし、柔軟性を高める施術です。
太もも周りの筋肉が硬くなると、血流が悪くなる可能性があります。特に太ももには多くの大きな血管が通っており、これらの血管から骨盤に戻る血流も影響を受けます。
腰から下の筋肉と筋膜を緩めることで、血流がスムーズになり、痛みや不快感が軽減されます。

【骨格矯正】
骨格矯正で歪みをしっかりとることにより血流の改善をしていきます。
歪みが強いと捻れた状態で筋肉が固まってしまい、血流より悪化させてしまいます。
歪みが強くなる前にしっかり改善して行く必要があります。

当院では患者様一人ひとりに合った施術プランを提供していますので、お気軽にご相談ください。

血流改善するために必要な施術頻度は?

施術の頻度について説明いたします。

どの施術に関しても、週に1回を目安に受けていただくとお身体の変化が感じられるようになります。
もちろん毎日行うことができればより効果が期待できますが、お仕事やスケジュールとの調整が難しいこともあるでしょう。

血流改善施術に関しては、院内での施術とは別にご自宅で使用するクリームをお渡ししており、これを塗りながら軽くマッサージを行うことで通院が難しい方でもしっかりとケアできます。

筋膜ストレッチに関しても毎日の柔軟が望ましいですが、現実的にはほとんどの方が毎日通院することは難しいと思われます。そのため、週に1回または2回の施術で正しいストレッチ方法を覚えていただき、セルフケアとして活用することで、柔軟性をしっかりと高めていくことができます。

施術の頻度について、人間の細胞が変化するサイクルは約3ヶ月と言われています。
初めに3ヶ月間、週1回の施術を行い、その期間で筋肉の変化を観察します。
その後、半年から1年かけて施術を継続することで、脳もその良い状態を記憶し、維持しやすくなります。
このように、週に1回の通院を約1年間続けることで、お身体の問題の改善と良い状態の維持していくことに繋がります。これを参考に、ご自身の状態に合った頻度で通院いただければと思います。

患者様一人ひとりのニーズに合わせて施術を提供しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。