ストレートネック


ストレートネックとは?
ストレートネックとは、本来はあるはずの首の骨の湾曲が何らかの原因で少なくなり、真っ直ぐに近い状態になることを指します。別名スマホ首とも呼ばれ、スマートフォンやパソコンの使用によって、首が前に出る姿勢を長時間続けることが大きな原因として挙げられます。
ストレートネックの根本原因は?
ストレートネックになるメカニズムについてですが、「インナーマッスル」という言葉はよく耳にしたことがあるかと思います。そのインナーマッスルは首にも存在します。首の安定した状態をキープするためには、首のインナーマッスルを働かせ、アウターマッスルに負担をかけないようにする必要があります。
また、首には頸椎と呼ばれる骨が前方にカーブを描いて並んでおり、このカーブがクッションのような働きをして頭を支えています。これが頚部の関節のニュートラルな状態と言えます。
しかし、首のインナーマッスルが弱いと、安定した状態をキープできなくなり、状態が長く続くことで頭が前傾し、首の関節がまっすぐになってしまう可能性があります。うつむいた状態が、頚部の関節がまっすぐになっている状態です。その姿勢が長時間続くと、その状態が普通になり、ストレートネックに繋がることがあります。
こんなお悩みはありませんか?
パソコンやスマートフォンを長時間使用することがある
長時間下を向いた作業をしている
猫背の姿勢
筋トレやストレッチで軽減が期待できない
回復に時間がかかる
ストレートネックは、パソコンやスマートフォンの操作、長時間下を向く作業をしている方に発症しやすいです。また、普段から猫背になりやすい方もストレートネックのリスクが高くなります。症状が軽度の場合、ご自身で筋トレやストレッチを行ったり、日常生活の姿勢を改善することで軽減が期待できることもありますが、それでも症状が改善しない場合は早めに施術を受けることをお勧めします。
ストレートネックの症状が軽減されるまでの期間は、施術の頻度や年齢によって異なりますが、一般的に約3カ月から半年ほどで軽減が期待できます。自分でストレートネックかどうかを判断する方法としては、壁にかかと、お尻、肩甲骨、肩をつけて垂直に立ち、力を抜いた状態で後頭部が壁に触れていない場合、ストレートネックの可能性があります。また、座った状態で横から写真を撮り、頭が体の中心線より前にある場合も、ストレートネックが疑われます。
さらに、高すぎる枕を使うことで首が無理な姿勢になり、その状態が続くとストレートネックを引き起こす可能性があるため、枕の高さにも注意が必要です。
ストレートネックに対する当院の考え
ストレートネックは、スマートフォンなどの普及により、増加傾向にある現代病です。身近でスマホ首やストレートネックについて耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。放置してしまうことで、単に姿勢が悪いだけでなく、強い痛みやしびれを引き起こすリスクがあります。
ストレートネックを放っておくと、まずは首や肩の痛みが生じ、不良姿勢が筋肉をさらに緊張させて痺れを引き起こすことがあります。最終的には頚椎ヘルニアになる可能性も考えられます。放置するとリスクが高くなるストレートネックですが、その反面、日頃の生活習慣によって悪化することが多いため、日常的に姿勢を意識し、長時間のスマホやパソコンの使用を制限することで、ストレートネックのリスクを下げることができます。
また、初期段階であれば、指圧やストレッチを行って筋肉を緩め、姿勢を正すことで、ストレートネックになるリスクを減らすことができます。
ストレートネックはなぜ起こるのか?
この項ではストレートネックの原因について説明します。本来、頚椎は湾曲を描いて頭の重さを分散しますが、頚椎が真っ直ぐになり、負担が強くかかってしまっている状態がストレートネックです。スマートフォンやパソコンの操作を長時間行い、首が前に出る姿勢を長時間続けることで発生することがあります。
また、自律神経の乱れにより、首周りの筋肉が硬くなり、ストレートネックを引き起こすこともあります。人間の頭の重さは体重の10分の1程度あるとされ、重力の影響で常に首に負荷がかかっています。頚椎のアーチが正常であれば、首にかかる負荷は4〜6キロ程度で、一晩の休息によりこの程度の筋肉の負荷は回復します。しかし、首が前に傾くほどその負荷は大きくなり、30度傾いた状態では首にかかる負荷が18キロに達すると言われています。
ストレートネックを放っておくとどうなるのか?
この項では、ストレートネックを放っておくとどうなるのかについて説明します。ストレートネックが進行すると、姿勢が悪化し、身体に痛みや疲れやすさを感じやすくなり、頭痛を引き起こしやすくなります。最悪の場合、関節が変形し、より重篤な症状を引き起こす可能性があります。放置すると症状が悪化し、首周りの痛みだけでなく、手の痺れや頭痛、めまいなどの症状が現れることもあります。また、ストレートネックや姿勢の悪さがひどくなると、精神面にも影響を及ぼし、だるさやイライラといった症状が現れることがあります。重症化すると関節に変形を及ぼし、頚椎椎間板ヘルニアなどを引き起こすことがあります。このような状態では、ストレッチやマッサージでは症状の軽減が期待できなくなります。
ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?
当院でストレートネックに効果が期待できる施術を3つご紹介いたします。
1.骨格矯正
当院の骨格矯正では、ストレートネックや猫背などの骨格の歪みの矯正、姿勢不良を軽減することができます。姿勢や歪みを整えることで、首肩の筋緊張を緩め、血行促進や頭痛、めまい、頭重感の軽減が期待できます。
2.頸椎特化
当院の頚椎特化の施術では、頚椎が7つあるうちの第1頸椎、第7頸椎の矯正を行うことで、頭痛や首肩の可動域の拡大が期待できます。
3.猫背改善施術
当院の猫背改善施術では、凝り固まった首の筋肉や胸の筋肉、上腕の筋肉を緩めることができます。さらに、巻き肩や猫背の軽減が期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるの?
1.骨格矯正
当院の骨格矯正は、約9割の患者様が初回の施術で効果を実感し、満足していただいています。患者様お一人お一人の歪みのパターンに合わせて施術を行っています。産後やO脚・X脚、全身はもちろん、上半身または下半身など、さまざまな矯正メニューがございます。
2.頸椎特化
首・肩・背中の筋緊張の軽減が見込めるため、可動域の拡大が期待できます。また、ストレートネックによる首の負担から起こる頭痛やめまい、耳鳴りの軽減が期待できます。
3.猫背改善施術
肩甲骨に付着している背中・腕・胸・首・肩の筋肉を緩めることができます。結果、筋緊張がなくなり、上半身の可動域が広がります。猫背や巻き肩といった姿勢の軽減や、呼吸器系の軽減が期待できます。
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?
ストレートネックは、スマホの見すぎや普段の姿勢不良といった日々の生活習慣や癖の影響で起こることが多いです。
当院の施術は、毎日行っていただいても問題ありません。しかし、毎日の来院が難しい方もいらっしゃると思いますので、最低でも週1回のご来院をお願いしています。
最低限の頻度で生活習慣や癖を軽減していき、より健康的で充実した生活を送りましょう。